【内容】
ジョン(ブラッド・ピット)とジェーン(アンジェリーナ・ジョリー)は情熱的な恋に落ちて結婚したが、5〜6年後夫婦に倦怠期に訪れる。そんなある日、二人はお互いの「裏の顔」を知ってしまう。ジョンは建築業を隠れ蓑にした凄腕の殺し屋。プログラマーのジェーンは暗殺組織のエースだったのだ。この稼業では、自分の正体を知った相手を48時間以内に始末することが暗黙のルール。こうして、二人の壮絶な夫婦喧嘩が勃発する…!
【感想】
夫婦が二人とも殺し屋で、それを互いに隠しているという現実にはありえない設定ですが、それを大真面目にやっているところが面白いです。
さて、この映画が作られることになった過程を企画の面から考えてみたいと思います。テーマは「夫婦間の倦怠期をいかに乗り越えるか」というありきたりなものです。話の大筋としては、【倦怠期→対立(喧嘩)→相手の本心を知って和解(より深く相手を理解する)】という展開になります。このテーマでホームドラマを作っても新鮮味がないので、企画としては成立しないでしょう。
そこで、「殺し屋」という設定が考え出されたと思います。夫婦喧嘩の主な要因は浮気や金銭面での「隠し事」が主な理由に考えられます。この映画の夫婦は自分が「殺し屋」だということを隠していて、それが互いにばれて対立することになります。「殺し屋」なら夫婦喧嘩もマシンガンやバズーカ砲を使った派手なものになって客受けもいいということです。
次に主人公の人物設定です。ジョンは建築業を営んでいるので、自宅倉庫を武器庫に改造していても説得力があり、ジェーンはプログラマーなのでコンピューターの最新機器を駆使して暗殺を企てたりします。ブラッド・ピットは「トロイ」で、アンジェリーナ・ジョリーは「トゥーム・レイダー」でアクション俳優としてのキャリアがあるので、肉弾戦にも迫力があります。
また監督は『ボーン・アイデンティティー』のダグ・リーマンということで、アクションシーンも巧く撮ることが期待できます。こんな様々な要素から、ヒットするということが見込まれたので、この映画は製作されたんだと思います。
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