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交渉人 真下正義

【ストーリー】
OD2から1年後の2004年12月24日、雪乃とクリスマス・イブのデートの約束をしていた警視庁交渉課準備室課長の真下は、その日の午後、突然、室井管理官から呼び出しを受ける。警視庁史上、最悪の緊急事態が発生。東京の地下鉄の最新鋭実験車両(通称:クモ)が何者かに乗っ取られたのだ。網のように張り巡らされた大都市・東京の地下鉄の盲点を突く犯行。乗降客200万人の命が、爆走するたった1両の車両によって危険にさらされる。犯人の狙いは、身代金?それとも・・・?

【感想】
 邦画でこれだけ観る前に期待感を抱かせるというのがまず凄いですね。「踊る」のスピンオフというパッケージ感を出しつつ、地下鉄パニックというスケール感も出したりして、ある意味宣伝の勝利です。ユースケも主役ということで変に力んだ演技をせずに、普段通りの真下を演じていた事に凄く好感が持てました。ストーリーもスピーディで2時間15分という時間を感じさせませんでした。地下鉄パニックをやる以上、鉄道マニアの人たちを納得させられなければ失敗だと思うんですが、その辺も凄くよく出来ていました。地下鉄には一般人には決して知らされない「ある事実」があるという風に知的好奇心も煽ってましたしね。

 本広監督が「自分が持てる全てのテクニックを使った。OD2より面白い」みなたいなことを記者会見で言っていました。ですから、その辺のことについて少し書いてみたいと思います。まず本広監督の作風ですが、いい意味でハリウッド的ですよね。非常に観客に親切です。鉄道の仕組みだとか専門用語とか結構出てくるんですけど、全て映像で説明するんです。スピルバーグが「ジュラシック・パーク」でその施設がどういうものかを説明する時に、アトラクションのツアー風に描写していた事を覚えている人もいると思うんですが、正にそんな感じです。登場人物も最初に登場した時は必ず名前で呼ばれますし、とても分かりやすいです。
 また、これは良いのか悪いのか分かりませんが、ハリウッド映画をパクリまくっています。これは本広監督の作風なのか、「踊る」関係がそういう方向性で作るという確信犯なのか。まぁ、恐らく後者でしょうけど、例えば真下と木島の関係は「ダイハード」のブルース・ウィリスと黒人警官です。木島が何もないビルのフロアで真下と無線でやり取りするシーンは正にそうです。そもそも「ダイハード」もクリスマス・イブに事件が起こる設定です。そして地下鉄車両の「クモ」、これは「ターミネーター」です。「クモ」から見た映像が赤いデジタル風ですし、最後に「クモ」が動かなくなる時、カメラの瞳孔(?)が閉じていく様子が正にターミネーターが力尽きる時と同じ。で、最後まで犯人が姿を現さないのは「激突」です。どちらも暴走し、最後に車が爆発します。映画好きな人は思わずクスッとなります。勿論、いい意味でです。「本広監督、ホントにハリウッド映画好きなんだなぁ」って感じです。ただ、変に笑いにこだわっているところはどうかと思います。ハッキリ言って、この映画には笑いはいりませんでした。緊張感があるシーンで笑いを取ろうとするので、観ている側は「ここ笑うところ?」って戸惑ってしまって笑えないんです。笑えたのは「國村隼が誰とコンサートに行くか?」のところだけです。この映画はヒットするでしょうし、またヒットして欲しいです。邦画でも観る前からワクワクするような映画がもっと増えて欲しいですからね。

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